T. Kurahashi, "The provability logic of all provability predicates"
著者
Abstract
We prove that the provability logic of all provability predicates is exactly Fitting, Marek, and Truszczyński's pure logic of necessitation N. Moreover, we introduce three extensions N4, NR, and NR4 of N and investigate the arithmetical semantics of these logics. In fact, we prove that N4, NR, and NR4 are the provability logics of all provability predicates satisfying the third condition D3 of the derivabiity conditions, all Rosser's provability predicates, and all Rosser's provability predicates satisfying D3, respectively.
以下を示した.
次の証明可能性論理と可証性述語が対応する.
memo
Introduction
$ Tを算術の言語$ \mathscr{L}_\mathrm{A}上の$ \sf PAの原始再帰的拡大理論とする.
すなわち,$ \mathrm{Pr}_T(x)が
D2. $ T \vdash \mathrm{Pr}_T(\ulcorner \varphi \to \psi \urcorner) \to (\mathrm{Pr_T(\ulcorner \varphi \urcorner )} \to \mathrm{Pr_T(\ulcorner \psi \urcorner )})
D3. $ T \vdash \mathrm{Pr_T(\ulcorner \varphi \urcorner )} \to \mathrm{Pr_T(\ulcorner Pr_T(\ulcorner \varphi \urcorner ) \urcorner )}
を満たせば$ T \nvdash \lnot\mathrm{Pr}_T(\ulcorner 0=1 \urcorner)
SnO2WMaN.iconD1は?
D2とD3が成り立つ可証性述語$ \mathrm{Pr}_T(x)をここでは$ \mathrm{Prov}_T(x)とする.
$ T \nvdash \mathrm{Prov}_T(\ulcorner 0 = 1 \urcorner)
$ \Boxを$ \mathrm{Pr}_Tと考える証明可能性論理において
が,全ての証明可能性論理が$ \sf GLと一致するわけでもない.
Kreiselの注意.$ T \vdash \lnot\mathrm{Pr}^\mathrm{Ro}_T(\ulcorner 0 = 1 \urcorner) このとき$ \sf GLでは矛盾する$ \lnot\Box\botが導かれるのでおかしい.
なぜこうなるのか?
remark:
D2. $ \Box(A \to B) \to (\Box A \to \Box B)
D3. $ \Box A \to \Box\Box A
参考
remark:$ \mathsf{KD} = \mathsf{K} + \lnot\Box\bot
$ \Sigma_1でない$ Tの可証性述語についての証明可能性論理も$ \sf GLと一致しない.
$ Tの$ \Sigma_2可証性述語は最弱の正規様相論理$ \sf Kと一致する.(正規様相論理K) その他の$ \Sigma_2可証性述語に対応する正規様相論理は下記参照.
Q1. 全ての可証性述語に共通する証明可能性論理は何か?すなわち,全ての証明可能性論理の共通部分は何か?
Q2. 全てのRosser可証性述語の証明可能性論理は何か?
可証性述語の共通してあるべき性質は↓の性質であろう.
導出可能性条件 D1. $ T \vdash \varphi \implies T \vdash \mathrm{Pr}_T(\ulcorner \varphi \urcorner)
これによってQ1が解決される.Sect4.
$ \sf NRとは$ \sf NにRosser推論規則$ \lnot\varphi \mid \lnot\Box\varphiを追加したものである. これにも有限フレーム性がある.
これによってQ2が解決される.
$ \sf N,NRに様相論理の公理4$ \Box A \to \Box\Box Aを追加した$ \sf N4,NR4について これにも有限フレーム性がある.
Sect5. $ \sf N4は導出可能性条件D3を満たす全ての可証性述語の証明可能性論理になる. Appendix2.$ \sf NRの$ \Box,\Diamondの相互交換性について議論する.
これは推論規則として$ A \to B \mid \Box A \to \Box Bが追加された非標準様相論理に繋がっていく.
Sect 2.